Upbringing begins from the heart which sympathizes with a dog.
Venus Hain Dog training school

■ 初対面の犬のさわり方

初めて接する犬にさわる場合、みなさんはどのような触り方をしていますか?
犬をさわろうとしたとき、なかなか慣れなかったり、唸られたり、噛まれそうになったりした事はありませんか?
一概には言えませんが、触り方に原因があるようです。 不用意に犬に触ろうとした場合などです。
犬は人に危害を加えようとしたのではなく、自分の身を守るために「さわられるの、イヤだ!」「やめて!」という気持ちからの行動です。
犬は生まれたときから人嫌いな犬なんていません。
経験から何かされるのではないかという不安感からそうするのです。

例えば、初対面の犬をさわる時、いきなり頭をさわったりしていませんか?
犬は知らない人に頭をさわられることが非常に不安なのです。 何故か?
頭をさわるときには人の手は犬の視線から外れ、頭の上から手が出てきますから、犬は頭を叩かれるのではないかと感じるのです。(不用意に頭を叩いている飼い主の犬に多いです。)
こちらの気持ちは「可愛がってあげるよ」っていう気持ちからだと思いますが、相手の犬にすればとても不安なのです。
もし、あなたが知らない人にいきなり頭をさわりにこられたら、あなたならどう感じますか?  イヤだと思うはずです。自分自身に置き換えて考えれば理解できることです。

動物には自己防衛という本能があり、自分自身が危険だと感じればそれから身を守ろうとしたり、逃げたりという行動を起こします。犬も然り。
ですから初めての犬に触る場合に注意してほしいことは、こちらからはさわりに行かないことです。 つまり、犬の方に寄って来てもらうようにすればいいのです。

「君には何も敵意は持ってないからね。もしさわられるのがイヤだったら来なくていいんだよ。」という気持ちで、低い位置から手のひらを見せ(何も持ってない)こちらは無防備だからということを示します。すると犬は安心感と好奇心から近寄って来るものです。 
そうなれば、手のひらを見せた状態でゆっくりさわってあげればいいのです。
より早く初対面の犬と親和をとる方法です。

しかし、もしそうしても犬が寄って来なければさわるのは諦め、もう少し時間をかけて親和を取るようにして下さい。
無理に親和を取ろうとあせると、いい結果は望めません。

「君には何も敵意は持ってないからね。 もし、さわられるのがイヤだったら来なくていいんだよ。」という気持ちは忘れないように・・・ 

注)
日本犬(秋田犬・紀州犬・柴犬など)の場合は、例え、しっぽを振りながら寄って来たとしても、無暗にさわらないで下さい。いきなり噛まれたりします。
本当に嬉しそうに寄って来ない限りさわらない方がいいでしょう。 特に無表情で近づいてくる日本犬は要注意です。 犬の表情を読みとって対応して下さい。

日本犬場合は、我々プロでも心の内を読み切れないところがあります。 しかし、そこが日本犬のすばらしいところでもあります。 心を許した人でない限り心の中は見せません。それだけ主人に忠実なのです。

我が訓練所では日本犬を躾する場合、生後3ヶ月前後で預かっています。 何故なら、その年齢であれば、いかようにでも躾られるからです。
どのような犬でも生まれたときは純粋です。 犬の性格を変えるのは人です。
犬の気持ちを理解し、人と共同生活をできるような躾をしてあげて下さい。